川崎市では、9月の最終日曜日に市内全域で市民参加のもと、町内会、自治会などを中心とした関係団体が一斉に美化活動を行っています。「日々の善行」をスローガンにしているボーイスカウトの各団も毎年参加しています。
幸区で活動している26団は、毎年ラゾーナ川崎周辺でこの活動を行っています。今回は、カブスカウトは別の場所で隊集会を行ったため、ビーバー隊とボーイ隊で分担し実施しました。
軍手やトングなど、必要な準備を整え出発します。すると、集合場所からすぐのところの階段下に、それなりの量のゴミを発見。ビーバースカウトたちも早速ギア全開で拾い始めます。
ラゾーナ周辺は清掃がきちんとされていますが、植え込みの下など、見えにくいところには空き缶などが捨てられていることがあります。スカウトたちは注意深くそういったところを探していきます。
またそれ以外にも、タバコやレシート、プラスチック包装なども見つけ拾っていきます。
美化活動は、スカウト活動の基本である奉仕活動の一つですが、やらされてやるのではなく、みな楽しそうに、また競うように拾っていきます。
ある小学1年生スカウトは、他の歩行者の足元にあるゴミを拾うときに、「まちをきれいにする活動をしています」と断ってどいてもらっていました。指導者が「そう言いなさい」と言ったわけではないので、活動の意味を自分でしっかりと理解できている表れだと思います。
また違うスカウトは、すれ違った人に「きれいにしてくれてありがとう」と言葉をかけていただきました。本人はちょっと照れていましたが、周りがきちんと認めることで、良い行いが自然にできるように働きかけていくこともスカウト活動の目的の一つです。
今回行った清掃活動のほか、12月には年末募金活動も予定しており、今後も定期的に奉仕活動を行っていきます。
(ビーバー隊 木村)